マンモグラフィ デジタル画像の精度管理について①
ご覧いただきありがとうございます。
マンモグラフィ精度管理、デジタルの画像表示システムについてもたくさん項目がありますが、本日は「定期的な管理」の中で、
1. 全体評価試験
2. グレースケール試験
3. アーチファクト
の3点についてnoteにまとめました。
筆者はDR&ソフトコピーでの撮影経験がないため、実はこのお話についてはあまり通じていませんでした。
そういや誰かが実験してたり、メーカーさんが来たときに「なんかやってるなぁ・・・」くらいの意識でした。
マンモ以外の部署にはDRあったりするんですが、QCに携わることもなくひそやかに過ごしてましたので・・・。
興味のある方や押さえておきたい方はぜひご覧ください。
マンモグラフィ認定更新講習会
本日もお立ち寄りいただきありがとうございます。
今日は前回受講したマンモグラフィ認定、更新講習会の講義について少し触れたいと思います。
この更新時の講習内容は更新試験にも出題される可能性もありますので一言一句聞き逃さないようにしてください。
もちろん同日に試験ですので、その日が初めての情報では厳しいです。
事前に知識を入れた上で臨むのが鉄則です。
ノートは見開き使用
昔からですが、私はノートは右側しか使いません。
厳密に言うと、左のページはメモです。
あとから仕入れた知識をそちらに加えていくという形で勉強してきました。
例えば(↓)は私のノートです。(ぼかし入れてます)
右側は疫学についてまとめたものです。(赤枠)
それ以外のところは、講義中のメモです。
特に重要であろうところは、休み時間にマーカーを引いて最終確認しました。
事前に情報をインプットしておくことで余裕をもって講義を受けることができますし、要領よく最終確認ができるのでオススメです。
講義の内容(ざっと)
・検診受診率の割合
・死亡率と罹患率(おおよその数も覚えておいた方がよいと思います)
・統計用語(感度特異度etc)
・デジタル画像の基本的な知識
・モニター診断(ソフトコピー)について必要な知識
過去の更新講習時でもだいたい同じ項目の講義です。
その時の最新情報を提供されている感じで進められているので参考にしてみてください。
noteにも記事書いています。
よろしかったらお立ち寄りください。
初マンモ認定講習受講&受験の反省
こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今日は私の失敗談といってもいい記事をアップします。
講習会の思い出として書いてますが、更新・ランクアップでも同じことだと思います!
当日の朝出発
ご存知の通り、講習会と試験は2日間にわたって行われます。
正直なかなかハードスケジュールです。
公共交通機関もしくは車を使って自宅から3時間以内で行ける距離の会場でしたので当日朝早起きして出発予定でした。
結果・・・寝坊です。
電車だと駅からの距離を考えるとまず開始時間に間に合わない。
というわけで、車で出陣です。
高速ぶっ飛ばして(汗)、やや遅刻、講義には間に合ったので何とか受講できました。
宿泊費とかケチっちゃだめです!
初日、いろいろ疲れすぎて復習することなく寝落ち。
しかし、やっすいホテルに泊まったためとなりの人のいびきがうるさく寝れないという負のスパイラル・・・。
教訓1. 会場にはできれば前日には現地入り!
宿泊費はケチらない!
(ご自宅から余裕をもって行ける場所であれば問題ないと思います)
事前予習
『講習を受ければ試験は大丈夫~♪』
なんて絶対思わないでください。
事前勉強なしに受験はありえません。
特に、精度管理関係の数値。
これは前日に覚えれば大丈夫・・・というレベルではありません。
ある程度は講師の先生方が講習の中でヒントを出してくださったり、吸収できる部分はあると思いますが、事前学習は絶対に必要です。
教訓2.テキストの巻末にある精度管理の表は全部覚えるつもりで!
実習について(精度管理系)
これは私の勝手な憶測ですが、「わけわからん!」と思ってる方多いと思います。
特に、女性の放射線技師さんって結構文系上がりの方が多く、装置そのものを理解できてなかったり、画質のことやデジタル系の用語がちんぷんかんぷんだったり・・・。
教訓3.恥を捨て、事前に誰かに質問して少しでも不安を解消
(この辺の話は、最新技術というわけではないので、意外と学生時代のノートとか役立つかも。私20年以上前のノート忖度して今でも取ってます)
試験に向けて
筆記試験は20問しかありません。
読影試験はどれくらい正答するかわかりませんし、経験でかなり点数が変わると思います。
「読影はなんとか大丈夫なんだけど、筆記がね~(-ω-;)」
ってコメントよく聞きます。
そうなんです、例えば読影で9割とったとしても筆記で7割なかったらA認定は厳しいでしょうし、下手したら認定すら怪しいかもしれません。
そして、読影は本当に経験がものを言います。
私は中の人ではないので、採点基準はわかりませんがある程度カテゴリー分類できてたら正解なのかな?と思ってます。(感度・特異度関係なく・・・)
じゃないと、9割近く点数とれるの無理かなと。
というのも、乳癌学会などで行われるフィルムリーディングでは「感度・特異度」で採点されるのですが、9割とか取れないですからね・・・。
さて、当方の読影成績ですが振返ると(今手元にある資料で分かる範囲)
2009年 90%(Aランク)
2014年 93.6%(Aランク)(なぜこんな中途半端?)
2019年 85%(Aランク)
でした。
実は初受験、私C評価だったんですね。
2002~2004年くらいに時期に初講習でした。
その時のスコアも絶対家のどこかにあるので探し出して公表するつもりですが、読影は8割以上はあったと記憶してます。
筆記がめっちゃ悪かったんですがこれは完全に勉強不足で言い訳できません。
まさに前述の
「読影はなんとか大丈夫なんだけど、筆記がね~(-ω-;)」
状態ですが、正直こういう意見をする人は(当時の私も含め)『認定技師のレベルには到底達してない』とまずは自己反省するべきだと思います。
(厳しい、私・・・💦)
教訓3. 読影・精度管理・撮影技術 これがそろってこそ認定技師!
乳腺腫瘍の組織学的分類の大きな変更点
- 前置き
- 変更前
- 変更後(お急ぎの方はこちらだけでもどうぞ)
前置き
こんばんは。
今日は
「え?そうなの?」
とちょっと戸惑う方もいらっしゃるネタかもです。
特に普段乳腺診療にかかわっていない方は知らない方が多いかもしれません。
組織学的分類の勉強は必須です。
こちらの画像(↓)は
乳癌取扱い規約と呼ばれるものでバイブルのようなものです。
現在18版まで出てますが、改訂ペースめっちゃはやいのでお財布に全然優しくありません。
私は技師ですが、病理の勉強もそれなりにしてきましたのでこの書籍は必ず改訂ごとに購入してます。
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