Mar_Coによるマンモグラフィのもろもろ

放射線技師対象に作成していますが、受診者さまが思っておられる素朴な疑問についても記載していきます。

マンモグラフィについて_受診者様向け5

本日もご覧いただきありがとうございます。

今日はとある動画を見つけましたので紹介してみます。
もちろんこちらのご施設と私は何の関係もありません。

一連の流れが説明されててわかりやすいんじゃないかなぁと個人的には思いました。
コメント欄には好き放題書かれているようですが、さすがに実際の撮影シーンを隠さずに公開することはできませんしね。。。

 

検査の様子はこちら

動画の前半部分では、おちちがくっついたベストを着て擬似体験の形で説明されています。

後半は実際の撮影シーンが流れていますので何となく雰囲気は参考になるのではないかなぁと思いますよ。

乳腺診療に関して、一連で「王子クリニック 明石乳がん検診のススメ」さんが動画配信をされているようです。

 

動画を見て気になった点
(技師目線_②は認定試験にもよく出る内容です!)

①先生のネイル・・(^^;
②CC時のポジショニング


ネイルについては、私が勤めている施設では暗黙でNGですし、もしネイルをしてようもんなら、お姉さま方に目をつけられちゃいますね。
患者さんにも印象悪いかもしれません。
でも、先生というお立場でしたら別なのかもしれません。

他の動画では控え目なネイルもありますので、たまたまその日はちょっとアンナチュラルなネイルだったのでしょう。

 


CCのポジショニングちょっと気になりました。
※受診者さまには専門用語でわかりづらいですがごめんなさい。

<技師さんの立ち位置>
ファントム(ベスト)を着ているときは、撮影乳房と反対側から位置合わせをしていますが、本番では撮影乳房側からずっとポジショニングしています。(動画編集上そうなっただけかもしれませんが)
反対側に先生がおそらく立っていたり、カメラがあったりするので気をつかわれていたのかもしれませんね。
おそらく撮影する前にきちんと内側がちゃんと入っているか確認されていると思います。

どちらもかなり寄って切り取ってしまいましたが、技師さんなら十分に分かってもらえるトリミングだと思います。
画像はサイト内の一部をキャプチャしたものです。

画像1

CC撮影では、撮影する乳房と反対側から位置合わせ

 

なぜそうなのかもしっかり理解が必要です。
CC撮影にはMLOのブラインドエリアをカバーする目的があるという大きな使命があります。

ですので、同側からポジショニングをすると内側の様子がよくわからないんですよね。
きちんと内側が入っているかを確認するためにも反対側から位置合わせをする必要があります!

<技師さんの動き>
気づかれましたか?
撮影中、肩がうつりこまないようにさりげなく被検者の体を移動させて、微調整をしっかりされている点。
この辺りの繊細な動きはぜひ学びましょう!

<CCでのチェックポイント>
外側でチェックしなくてはいけない点、大丈夫ですか?

外側はしわが寄りやすい

これも要チェックです。

 

最後に・・・

このような分かりやすい動画があるとマンモグラフィを受けようと思っている方には親切だと思います。
また、乳腺診療についても丁寧に配信されておられます。

私も、他の動画も見て勉強させていただきました。
ありがとうございました。