Mar_Coによるマンモグラフィのもろもろ

放射線技師対象に作成していますが、受診者さまが思っておられる素朴な疑問についても記載していきます。

マンモグラフィについて_受診者様向け1

お立ちよりくださりありがとうございます。
マンモグラフィ」というワードで検索すると結構「検査受けてきたよ~」とか「受けようかと思ってる」的な記事を見たので、技師側から見た受診者さま目線で書いてみます。(主観も入ってますのであしからず)

1.検査にいくまで

症状がなければ、基本的に市町村が実施する検診へ行きましょう。
「2年に1回」が推奨です。
※「検診」は市町村が実施するものであって、人間ドックではありません!

ただ、症状がある場合は、検診ではなく保険診療の患者さまとして病院・クリニックを受診してください!
「乳腺外科」を標榜している施設です。
今は、ウェブページ(口コミも含めて)いろいろと検索ができるので信頼できるDr.を見つけてくださいね。

①検診について

日本乳がん検診精度管理中央機構のページにアクセスして信頼できる施設を探すは1つの方法だと思います。
そして、認定施設(『きちんとした写真を撮影・読影できるための基準をクリアしてますよ!』的な)のリストがありますので、そちらでお近くの施設を探す→そこのウェブページで情報収集・・・・の方法がベストかなぁと個人的意見です。

認定施設は大学病院や大きな病院で「初診ではみてもらえないのでは?」と思ってる方もいるようですが、実はクリニック様で認定施設をお持ちのところもたくさんありますので一覧チェックぜひしてみてください。
ご自身に合いそうな施設が決まったら、実施曜日などを確認してください。

②自覚症状がある場合
・基本的には①と同じ探し方で大丈夫だと思います。
初診でクリニック様を受診、もしそこでそれ以上の検査が必要な場合がでてきたら、紹介状が作成され高度な医療技術を提供する施設へ紹介となります。
(不安かもしれませんが、いきなり大学病院や大病院へ行くのはやめましょう)

裏情報:
おちちに違和感があるということで受診すればまずマンモグラフィを検査すると思ってください。
撮影する技師さんも認定技師(試験をクリアする必要があります)ですので、施設側もスタッフ確保が大変のようです。毎日実施されているとは限らないのでクリニックさまに行くとき(予約も含めて)には曜日チェック必ずした方がいいと思います((^^

2.検査の流れ

①検診の場合
流れのほとんどは、

問診(紙ベース)→マンモグラフィ撮影→終了(会計等)

です。
なんともまぁ、味気ないかもしれませんが、視触診はやっていないケースが多いです。昔から定期的に受診をされている方は「あれ?」と思われるかもしれませんが、きちんと科学的根拠に基づいたうえでの現状に至っていますので不安に思わないでくださいね。

ちなみに撮影された画像は最終的にダブルチェックされ施設へ戻ってきます。

後日、結果が受診した施設から郵送で送られてきます。
こんな感じです↓ (私のものを参考までに・・・)

画像1

青枠のところが結果ですね。
いつも開封するときはドキドキします。
これは、技師の私であっても同じです。

異常があれば他の案内などももしかしたら一緒に入っているかもしれません。

保険診療の場合

問診(紙ベース)→マンモグラフィ撮影→(画像を先生チェック後)→超音波検査→診察

という流れだと思います。
今はデジタル化が進んでいるので、撮影した画像はあっという間に先生のモニターへ転送されます。
超音波の検査は先生がリアルタイムでチェックされる場合がほとんどですね。(技師さんがすることもありますが・・・)
触診も行い、2つの画像をみて、最後に診察&説明という流れでしょう。

もし異常があれば、当日針を刺して詳しく細胞、組織を採取するということを行うこともあります(後日予約となることもあるでしょう・・・)。

noteにも記事書いています。

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